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 携帯メールが命を救う

2010年04月22日

 

こんにちは、ともみです。

昨日と今日の気温差が半端じゃないのですが、みなさま無事にお過ごしでしょうか。

 

さて。今日は、携帯メールでマラリア治療を助けちゃうお話。です。

 

これは、SMS for Life(携帯メールで命を救え!)という取り組み。

製薬会社NovartisとVodafone、IBM、そしてマラリアと闘う世界的なキャンペーン、Roll Back Malariaが協力してはじめました。

 

どのように携帯メールがマラリア治療を手助けするのか・・・といいますと、

都市から遠い農村の診療所でも、マラリア治療薬を常に切らさずストックしておけるよう、携帯メールとWEBサイトを最大活用する!

 

というものです。

ぱっと聞いただけでは、・・・?

となるかもしれませんが、この一見シンプルなサービスが、多くの人の命を救うことにつながっていくのです。

 

というのも、やはり都市から遠い農村部では、物流のシステムもきちんと整備されていないので、

マラリアにかかってしまった!と診療所に駆け込んでも、

治療薬が在庫切れになっている・・・ということが起こるのですね。

タンザニアのある農村地域では、地域にある診療所のうち57%が、慢性的に治療薬の在庫切れを起こしていた、といいます。

 

マラリアは、とにかく早期に発見し、一刻も早く治療薬を投与することで、その後の病状が全くちがいます。早期の治療さえできれば、死に至るケースはまれ。

でも治療が遅れてしまえば、合併症などを引き起こし、重症化して命を落としてしまうことがあるのです。

 

そこでSMS for Lifeでは、こんな仕組みを作りました。

 

まず、毎週、農村の診療所のスタッフの携帯に、自動で配信されるメールが届きます。

内容は、「現在治療薬の在庫はどれくらいありますか?報告をお願いします!」というもの。

それに対してスタッフは、現在の診療所での在庫をチェックし、数量を返信します。

返信されたデータはWEB上で取りまとめられ、足りない分の在庫が診療所に届く、という仕組みです。

また、主要な薬屋さんにも携帯メールなどで診療所の在庫情報が伝えられるので、

薬屋さんも適切な量の在庫を持っておくことができます。

 

そして、それぞれの診療所でどれくらいの治療薬が使われるのかをチェックできるので、

毎週どれくらいの量をストックすればよいのかを把握できるうえ、

 

もしその診療所で通常よりもずっと多くの治療薬が使われている場合は、

ひょっとしてその地域でマラリアが異常発生しているのでは!?と、早い段階で発見することも可能になるのです。

 

このプロジェクト、2009年の9月から2010年の2月まで、タンザニアの一地区で実験的に実施されました。

開始からすぐにかなりの効果を発揮したそうです。先ほど、ある地域では57%の診療所で慢性的にマラリア治療薬の在庫切れが起こっていた、と紹介しましたが、

プロジェクトがはじまって8週間たったころの調査では、その地域でプロジェクトが始まってから、在庫切れを起こした診療所はゼロだったそうです。

 

マラウイに住んでいたころ、姪っ子たちが夜になっても窓を閉め忘れていると、よく同僚が姪たちを叱っていました。

 

マラリアは、命にかかわる病気なんだから。今は町に住んでいるからまだいいけど、農村に行ったら薬も手に入らないんだから、と。

 

そんなことばを言わなくてもよくなるように、農村の子どもたちもマラリア治療を遅れずに受けられるように、このプロジェクトがうまくいって、どんどん広がっていけばいいなあと思います。

 

・・・あ!ちなみにアフリカの農村でも、携帯を持っているひとってすごくたくさんいるので、そちらはご心配なく。

 

 

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