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2009年09月09日
こんにちは、ともみです。
以前マラウイで住んでいた家には、お手伝いさんがいました。
セレブ!?と思われるかもしれませんがそうでもありません。
マラウイでは、中流階級くらいになると、お手伝いさんを雇うのが普通のようです。
私がいる間の半年間に3人代替わりしたのですが、
一番仲が良かったのが、最後に来たエディス。
彼女は小学校の最初の数年は通うことができたので、英語が少し話せました。
お手伝いさんとして働く人の多くは農村から出稼ぎに来ている人で英語が話せなかったりするので、
彼女は珍しいケースでした。
(マラウイでは公用語が二つあり、日常生活では現地のことばのチェワ語、
オフィスなど仕事の上では英語、と使い分けをしています。
英語は学校生活を通じて身につけるので、学校に通えなかった人たちは
英語を話すことができません。)
エディスは明るくて、ダンスや歌がすごく好きで、
私の同僚(エディスの雇い主にあたります)はかなり要求が高く厳しい人だったので
大変な思いもしていましたが、いつも家を明るくしてくれていました。
彼女は小学校3年生の時にご両親を亡くしたので、
学校をやめ、今は妹の学費を稼ぐためにお手伝いさんとして働いています。
朝は4時から起きて、夜の11時まで働いていました。
同僚が出張などで家を空けると、少しのびのびできるので、
エディスと同僚の姪っ子、甥っ子たちとでDVDを見たり、普段はできない夜更かしをしたり。
私もまるで修学旅行中の中学生みたいな気持になって楽しんでいました。
でもやっぱり、同僚は彼女がこのままずっとお手伝いさんとして働いていくことに
すごく抵抗を感じていました。
エディスは若いし、頭もいいので、もっと自分の可能性を広げられるのよ、と繰り返していました。
私の同僚は、女性の立場が弱いことをなんとかしたいと強く思っている人だったので、
余計に気になったんだと思います。
マラウイでは、たとえば両親が亡くなって稼ぎ手がいなくなったりすると、
女の子がお手伝いさんなどとして働きに出ることが多いです。
対して、男の子は、ある程度の年齢になるまでは親戚の家に引き取られ、
初等教育が修了できるくらいまでにはしてもらえることが多かったりします。
それはやはり、マラウイの女性たちにとってはもどかしいことだったんだと思います。
だから、私の同僚はことあるごとに、エディスに学校を続けるように言っていました。
今はパートタイムで単位がとれる学校もあるんだから、
昼間、みんなが学校や仕事に行っている間でも、時間を見つけて行きなさい、
お金は貸すなりなんなりしてあげるから、と言っていました。
最初はエディスもあまり取り合わず、無理だよと言っていたのですが、
ある日職場から帰宅すると、同居している17歳の姪っ子の教科書を眺めていました。
そして、明日学校に話を聞きに行ってくる、と言いました。
もーほんとうれしかったです。
ある程度まで教育を受けることができれば、就職の機会も広がるし、
何よりも自分には可能性があるんだと、なりたいものを目指すことができるんだと、
そういう風に思えることにつながっていくと思います。
もーとにかく私はエディスが大好きなので、彼女が自分の世界を広げていけることが
本当に本当にうれしかったです。
今マラウイは朝7時半。
今頃エディスは同僚を見送っているころでしょうか。
今日のお昼は、行くのかな、学校。








