メッセージ
Child AFRICAスタッフによるブログ。
Child AFRICA事務局のこと、アフリカのこと、出会った人のこと。Child AFRICA の「今」を伝えます。
アフリカごほん
2010年07月23日
こんにちは、ともみです。
アフリカのこと、ちょっと知ってみたいなと思った人に、
これ一冊読んどけば大丈夫!!!な本が出版されたので、ご紹介します。
舩田クラーセンさやか 編 明石書店。

扱っているトピックはほんとうにさまざま。アフリカ諸国の政治的、経済的状況の話から、
教育の話、文化の話、はたまた日本で学べる「アフリカ」情報などなど、とても幅広い内容です。
執筆陣も、超大物のアフリカ研究者のみなさんから、
アフリカでインターンをしたことがある20代の若者たちなど、いろんな人のいろんな切り口を楽しめます。
わたしが大変お世話になっている先生が中心になって作られた本なのですが、
大学のゼミの同期や後輩たちもコラム執筆などで協力しています。
ぜひぜひみなさん、読んでみてくださいねー。
92年間の密すぎる記憶が
2010年07月21日
こんにちは、ともみです。
7月19日は、ネルソン・マンデラ氏の92回目のバースデーだったそうです。
ネルソン・マンデラ氏は、南アフリカでアパルトヘイト(人種隔離政策)が廃止されたのち、
黒人としてはじめて南アフリカの大統領の地位についた人です。
およそ40年以上もの間、肌の色だけで人の優劣をつけ、黒人にとって
社会的、経済的に不利な状況を作り続けた南アフリカのアパルトヘイト政策。
マンデラ氏は若いころからアパルトヘイトに対する反対運動に参加し、
そのために27年もの間投獄されることとなりました。
しかし彼は、投獄生活の中でも決して人生を前向きにとらえることをやめず、
大統領に就任した際の演説では、黒人と白人すべての人が
一つの国の国民として力をあわせ、新しい国を作り上げていこうと力強く述べました。
彼の大統領就任演説、とても感動的です。
下に一部をのせておきますね。
人間の可能性をどこまでも信じる姿勢が、ここまで彼が人に愛され、
支持される理由なのだろうなあと思わせてくれます。
1994年4月 ネルソン・マンデラ・スクエアにて
私たちが最も恐れているもの、それは自分が無力だということではない。
私たちが最も恐れているもの、それは自分には計り知れない力がある、ということだ。
私たちが最も恐れるもの、それは我々の光であって、闇ではない。
私たちは自分に問いかける。
自分ごときが賢く、美しく、才能にあふれた素晴らしい人物であろうはずがないではないかと。
だが、なぜそうあってはいけないというのだろう。
あなたが遠慮しても縮こまっても、世界の役には立たないのだ。
それは何の美徳でもない。
私たちは、自らの内にある栄光を現すために生まれてきたのだ。
そしてそれは限られた人々のものではなく、すべての人の内にある。
私たちが自らの内にある光を輝かせるとき、無意識のうちに他の人々を輝かせることが出来るのだ。
私たちが自分の持つ恐れから自らを解放するとき、私たちの存在は、
同時に他の人々をも解放することができるのである。
ぶーーーーーー(ブブゼラ)
2010年06月30日
こんにちは、ともみです。
昨夜はうっかり盛り上がって観てしまいました、日本×パラグアイ・・・!
惜しかったし、悔しいは悔しいのですが、でも日本のチームの一体感、本当に見ていて頼もしかったです。
さて、そんなW杯決勝にも、
残っているじゃないですか、ガーナ・・・!!!!
アフリカ勢初の4強入りをめざすとのこと、ぜひぜひぜひ!!実現してほしいものです。
サッカーは、アフリカの子どもたちにとって最も身近なスポーツです。
まだ世界に通用するレベルのチームは少ないかもしれませんが、
それぞれの国の人たちにとってサッカーの代表チームは国の誇りで、そして子どもたちのあこがれです。
マラウイにいたころ、フレイムス(マラウイのサッカー代表チームの愛称)の試合の日と、
大統領選挙の日はみんながラジオにかじりついてしまって、全然仕事になりませんでした。
ガーナの子どもたちも、きっと当日はそわそわそわそわして、ラジオなりテレビなりが気になってしょうがないんだろうなあ。
7月3日、日本時間午前3時半キックオフ。
子どもたちと一緒にガーナを応援したいのです。
・・・だれか、私に起きている力をわけてください(切実)。
わたしの色が、わたしの形が
2010年06月17日
こんにちは、ともみです。
6月12日、13日に行われたアフリカンフェスタの
FAR EAST さんという会社のブースで見つけたとっても素敵なアクセサリー。



セラミックビーズでできているのですが、
とってもとってもカラフルでキレイなのです♪
デザインしているのは、ケニアのシングルマザーさんたち。
一人につき一デザインを担当し、それが販売されます。
彼女たちが収入を稼げるようになるだけでなく、
自分のデザインしたものをお客さんに買ってもらうことで、
彼女たちが誇りと自尊心を育てていくことができるのだそうです。
そのひとが一生懸命考えた、そのひとならではの色が、形が
美しいなあと思わせるアクセサリー。
こちらから見てみてくださいね。
http://www.fareastinc.co.jp/accessory.html
じりじり(あと2日)
2010年06月09日
こんにちは、ともみです。
南アフリカW杯まであと2日ですね。
アフリカの子どもたちも、きっとわっくわくしてることでしょう。
同じ瞬間に同じものを、世界の人が見る感動!

余談ですが、インドネシアのジャカルタでは、W杯観戦が理由で遅刻した公務員は
賃金カットとの通達が出されたそうです笑
みなさまゆめゆめお気をつけを。。。
世界を変えるデザイン展
2010年06月07日
こんにちは、ともみです。
週末、「世界を変えるデザイン展」に行ってきました。
途上国の人たちが直面するさまざまな課題。水、食糧、教育、住宅など、その内容は多岐にわたります。
このデザイン展では、そんな課題を拾い上げ、斬新なやり方で解決するプロダクトやプロジェクトを約80点紹介しています。
そりゃ行かなくっちゃ。
というわけで普段は縁遠い六本木ミッドタウンに、てくてく行ってまいりました。
いやはや。
どのプロダクトを見ても、
そう来たかー。とうなっちゃうものばかりで、とてもよかったです。
特に私が気になったのが、これ。
太陽光とペットボトルで安全な飲料水を生み出しちゃう「SODIS」。
・・・これだけですよ!?すごくないですか!?
光を反射しやすい素材(もしくはアルミホイルのようなものを貼っている)の板に、
きれいに洗浄したペットボトルにお水を詰めたものを載せ、
待つこと6時間。
これだけで、お水が太陽光で殺菌され、
中に細菌のいない、飲むのに適したお水が出来上がるのです!!
サハラ以南アフリカでは、清潔で安全でない水を飲んだために起こる下痢性疾患が、5歳未満の子どもたちの主な死亡原因のひとつになっています。
2009年にChild AFRICAが訪問したマリでもそうでしたが、
井戸から汲んだ水など、一見透明に見えるような水でも、
その中には細菌が入り込んでおり、飲むと下痢になったり、皮膚疾患を起こしてしまう。
そんなケースが多く存在しているのです。

(マリの農村で、昔ながらの井戸から汲んだ水。一見透明ですが、中には細菌などが含まれています。)
訪れたマリの農村では、現地の政府によって、水をろ過し、泥水などを取り除くためのフィルターが配られていました。
もちろんそれは必要なことですが、フィルターでは水の中の細菌までは取り除けないので、その水をさらに煮沸する必要がありました。
(でも、マリでは砂漠地帯が多く、大きな木が育ちにくいため、煮沸をするための薪を集めるのも大変なんですよね。)
そんな中この「ペットボトルでお水殺菌」プロダクト、本当に便利だなあと思います。
今このプロダクトは、アフリカではケニア、タンザニア、ザンビアなどをはじめとする13か国で使われているようです。
もっと普及が進むといいなあ。
ほかに気になったものがいくつもいくつもあるのですが。一部だけ。
自分で度数を調整できるめがね!
農村などでは医療機関になかなかアクセスできないことが多いため、だったら自分で度数を調整できるようなめがねがあればいいのでは、
という発想から生まれた。と思われます。
ちなみに、視力矯正は、子どもたちの教育にも大きな影響をあたえます。
たしかに今の自分の視力で、裸眼で授業を受けなければいけないとしたら。。。
授業についていけず、やる気をなくしちゃう可能性は特大です。。。
思いもつかないところに、途上国の人々のニーズはあったりして、
それを思いもつかないやり方で解決する人たちがいる。
そしてわたしたちのだれもがそれに関わり、応援することができるのですよね。
世界を変えるデザイン展、6月13日までやっています。ぜひ。
ほぼ何でも作れる工房Fablab
2010年05月27日
こんにちは、ともみです。
みなさん、小学生のころ、図工とか好きでしたか?
大人になってからって、ものを切ったり貼ったり丸めたりこねたりちぎったりって
あまりしないと思うんですけど、たまにやるとすっごく楽しかったりしますよね。
そんな、「普段はものを作ることってあんまりないし。。。でも、たまにはやってみたいかも。でも道具とかそろえるのもちょっとね。。。」
なんて方に朗報なのが、Fablab。
ざっくり説明すると、Fablabとは、だれでも出入りができて、そこにあるさまざまな工作機械を自由に使い、ものづくりをすることができる、「普通の人」のためのアトリエ。
3次元プリンタ(!)とか、カッティングマシン!とか、普通の人がなかなか持てない、触れないような工作機械が備え付けられています。だれでもが気軽に「つくる喜び」を味わえる空間を提供することがコンセプトになっています。
「ほぼなんでもつくることが可能」(ひとに危害を与えるものは除く)という、なんともわくわくな空間なのです。
マサチューセッツ工科大学のガーシェンフェルド教授が提唱、これまでに世界30か国以上でFablabが立ち上がっているのだとか。
さてそれがアフリカとどう関係するのかって???
・・・・なんとアフリカはケニア、ガーナ、南アフリカにもFablabがあるからなのです。
そこでは、たとえば家具職人さんとか、インテリアデザインをしている人たちがやってきて、
自分たちだけではなかなか手の出ない道具を自由に使い、素敵なデザインの商品を
日々生み出しているのです。
もちろん学生さんも、アーティスト志望の人も、科学者さんなんかも。
「これどうかなー」「こっちのほうがいいんじゃない??」「できたー!!」
とか、わきあいあいと。
いいと思いません??
そして、素敵だなあと思うのは、子どもたちがここを利用し、
いろんなものを作れるというところ。
大人がみたってわくわくしちゃう道具がたくさんあるのだから、
子どものやわらか頭にかかっちゃ、まさに夢の工房なわけです。
アフリカの農村では、子どもたちは本当に豊かな想像力をしていて、
どんなものでもおもちゃにしてしまいます。その豊かな想像力を、
少しのツールを使えることで、より増幅することができたら。
子どもたちの手でどんなものを生み出すことができるのか、
本当に想像がつかないなあと思います。
ものをつくるって、すごくわくわくすることだと思います。
自分の手で何かを生み出すという前向きな行為を通じて、
子どもたちが未来は自分で作れるものなんだと感じてくれたらいいなあと思います。
ケニアのFablabで触ることのできる機器たちをご紹介。

レーザーカッター。パソコン上のデータを読み込んでレーザーで彫り込みます。

レーザーカッターで作ってみました!!

ビニールカッターなんかも。パソコンにつないで、読み込んだ画像のかたちに
そのままカットしちゃいます。
あー楽しい。いずれ行ってみたいなー。
mudefが設立となりました。
2010年05月24日
こんばんは、ナガシマです。
さて、チャイアフのウェブサイトでも紹介していますが、
先週、チャイアフが大きく変わりました。
一般財団法人mudef 設立!
それにともなってチャイアフは、mudefの1プロジェクトとなりました(拍手)。
(チャイアフの運営内容に変更はありません)
2008年にチャイアフができたとき、チャイアフをNPO法人として認証登録すべきか、
議論がありました。
実際、登録寸前までもいきました。
でも、まだ早い!ということで思いとどまってから2年余り。
チャイアフが生まれて、試行錯誤しながら活動を積み上げて1年半ほとが経って、
「今なら財団になれるのでは?」との思いが再度うまれました。
ひとつは、周囲にチャイアフの活動に賛同していただき、参加したいと行っていただける方が増えたこと。
もうひとつは、チャイアフの創設者であるMISIAが、国連事務総長からCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)名誉大使に任命されたこと。
アフリカだけではなく、活動が生物多様性に広がるなかで、幅広い活動を支えるために、新しい財団が必要だとの認識に至りました。
でもそれは単にあたらしい団体を作った、ということではありません。
mudefは、その目的をミレニアム開発目標(MDGs)であると明言しています。
そう、2015年までに達成するべき、世界の約束事です。
チャイアフも、MDGsの中の2つ目のゴール「初等教育の達成」を目的に生まれました。
チャイアフのプロジェクト、Love is Free Campaignは、ゴール6の「マラリアなど感染症の予防」を対象にしています。
そして「星空の警備隊」はMDGsを伝えること。
国連と協力して、アフリカとMDGsを伝えるサイトの作成にチャイアフがかかわったこともあります。
すべて、大本はMDGsなのでした。
2010年はMDGsが生まれて10年。
そして、MDGsの約束の年まで5年。
世界中が、MDGsの達成ができるかどうか、注目している年でもあります。
その年に、mudefが、MDGsを掲げて生まれたこと。
そこに大きな意味がある、とナガシマは強く思っています。
まだまだ立ち上がったばかりの団体ですが、
引き続き応援、どうぞよろしくお願いいたします。
アクセシブルなデザインを。
2010年05月14日
こんにちは、ナガシマです。
このブログも久々の登場です。
さて、ちょこっとツイッターでつぶやいているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ナガシマ、怪我しました。
4月に、姉がスキー大会に出るので、そのサポーターとして行ったのですが、
彼女の一本目の滑りを見るべく下に降りようとしたらそのまま春の雪に
板を取られて転倒。
右ひざ前十字靭帯を切って、左ひざの内側の靭帯を伸ばしてしまいました。
ということで。
一本目を終えた姉が目にしたのは、コース脇でうずくまり痛みで涙を流している私。
姉の滑りを撮影している映像には、私のうめき声が収録。
考えたらなのですが、これまで姉がスキーの指導員の試験を受けたときも、
受験生の姉のそばでクラッシュして、結局姉にサポートされることも多く。
サポートをしに行って毎回サポートされて帰ってくるので、もはや姉にネタにされています。
ということで現在リハビリだらけではありますが、少しずつ、歩けるようになりました。
あとは夏までに日常生活に戻り、冬に手術、でリハビリ。。。の予定です。
先は長い。
今回怪我をしてしみじみ思うのは、日本の病院のレベルの高さと、
街中や公共機関でのアクセスの悪さです。
まず病院。
やはりレベルが高いな、と思うのは、設備が整っていること。
怪我談議になるのですが、ナガシマ、これまでに海外で2回怪我しました。
そのうち一回はモンゴルの草原で落馬して、骨折った、といううやつですが。
付近に病院がなく、車で見つけた診療所はレントゲンもないので、
骨折なのに「肉離れ」という恐ろしい診断をされたことがあります。
(ちなみにもう一回は、カナダでタクシーに乗ろうとして勢いがつきすぎて座席にぶつかり、
小指にヒビをいれました)
「使えば治る」という適当なアドバイスに従い、
折れた右腕でお箸をつかってごはん食べたり
(あとで悶絶)
腕も固定しないまま普通の車でオフロードを走って首都に戻ったり
(戻る7時間あまり、痛みで涙を流し)
・・・思い出すだけであの痛み、蘇りますな。
最終的に首都ウランバートルに戻って、レントゲンでようやく骨折とわかりました。
が、それからも、ギブスに必要な包帯を探すのに、30分かかり
えらい原始的な方法で接骨をし(押さえつけられて無理やり骨を接ぎました。。。)
治療室にドアがないので、みんながぎゃーぎゃー叫んでるナガシマを見物しているありさまでした。
その話をしたら、モンゴルで活動している日本のNGOの方に、
「そういうときは日本大使館に連絡して、ヘリコプターを出してもらうんですよ」と
教えていただきました。そうすると大使館に勤務する医務官の治療を受けられるのだとか。
反対にヘリコプターを使わないと迅速に病院に行けないという現状でもあります。
ナガシマの場合、モンゴルで最終的に病院にたどり着いたのは、
怪我してから3日後。
骨折なので、命にかかわるわけではありませんが、しかし病院へのアクセス、
ということの大切さはすごく実感しました。
アフリカに限らず、途上国では病院の数は、人口比でも多くありません。
地方では特に病院が不足しています。
以前スーダンでは、空っぽの手術室をみました。建物があっても設備はないのだそうです。
また、医師や看護師の海外流出の問題もあります。
モンゴルでもそうでしたが、給与が安いため、高い賃金を求めて海外に行くのだそうです。
もうひとつ、実感するのは公共の場というのは、いわゆる五体満足な人の
ための場なんだな、ということです。
松葉づえをついて感じるのは、歩道は意外に歩きにくい!
狭いのと、場所によって道路が斜めだったり、
石畳の道はきれいですが、松葉づえはひっかりやすかったり。
地下鉄もエスカレーターやエレベーターの設置個所が少ないと、かえって遠くなったり。
すべてのひとがアクセスできるデザインというのは昔に比べて増えてきていると思うのですが、
まだまだだな、と怪我して初めて実感しました。
ちなみに、チャイアフ事務所も3階に位置しているので、バリアフリーではなく。
「この際バリアフリーにしましょう」と言ったら、
1階にある駐車場を使え、といわれてしまいました。
求む、アクセシブルデザイな事務所。
モンデ姫、ありがとう
2010年05月07日
こんにちは、ともみです。
今日は突然の訃報を知り、ショックを受けています。
以前ザンビア(アフリカ南部の国で、マラウイの西側に隣接しています)を訪れたときにお会いした、
とてもかっこいい姫が、マラリアで亡くなっていたとのことでした。
わずか27歳でした。
ザンビアには、いまだ国内に伝統的な王国が存在しています。西部にあるのが、ロジ王国。
王が慣習法にもとづいて統治をしています。
わたしが会ったのは、そのロジ王国のモンデ姫。
ザンビアの首都ルサカの近くの、有機農法研修センターで会いました。
いい意味で姫さまらしからぬ、とってもかっこいい人でした。
彼女は姫ではあったのですが、同時にZVDIという団体の代表をつとめていました。
ZVDIは、主にロジ王国の文化遺産を世に向けて広く発信し、観光客の誘致にもつなげるという活動をしています。
ただそれだけではなく、人々の生活基盤をもっと安定させたいと思った彼女は、王国の人々の間に有機農法を広められないか、と考えていました。
このブログでも以前に紹介したことがありますが、有機農法はアフリカの人の命綱になり得るもの。
有機農法はその土地で手に入る材料で農業を行うことを基本にしているので、高価なうえに土を傷めてしまう人口肥料などを使いません。
もちろん時間や手間がかかるという側面はありますが、現金収入がわずかなのに人口肥料を買うしかなく、結果借金をしてしまうなどの問題は避けることができます。また、もちろん土を傷めないので、次の世代の子どもたちのためにも肥沃な土地を残すことができます。
そんな有機農法を村の人になんとか広められないか、そのためにはどうすればいいだろうかと、彼女は有機農法研修センターをみずから訪れ、職員のかたにお話を聞いていました。
その時の真剣な表情や、話を聞き、解決策に近づいたかも?と思った時の嬉しそうな表情は本当に生き生きとしていて、なんてかっこいい人なんだろうと思ったことを覚えています。
とても若く控えめに見えるかわいらしい女性だったのに、自分で王国の人のために精力的に活動している姿は本当にまぶしかったです。
みずから土をいじり、地に足をつけ、自分たちや、これからの世代のために頑張っていた彼女。
そんな人を失ってしまったことが信じられず、悲しいという気持ちの前に、まず茫然としてしまっています。
彼女のような人をもう失わないようにしたい。
彼女の持っていた想いを応援したい。
いろいろな気持ちが交錯し、まだ全然整理ができないのですが、
まずはザンビアで眠る彼女に、感謝の気持ちを送りたいと思います。
こんなに地理的には離れていても、彼女のような人の頑張る姿がいつもモチベーションを与えてくれていました。
ありがとう、モンデ姫。








